吉田拓郎「落陽」

私が中学校三年生 (1978年) のとき,最も気の合った友人の兄が吉田拓郎のファンだった.長髪で,いつもギターを弾いていた.その頃の私は「吉田拓郎???」ってな感じの中坊でした.しかし,この年齢になって聞いてみるとなかなか良い.とくに,YouTube にアップされていたの動画「洛陽」はしびれる.

落陽は1973年にリリースなので,いまから45年も前の歌です.それでもぐっとくるものがあるのは,年齢のせいか.Yahoo! 知恵袋に若者の感想が書かれていた(以下は原文).ちょっと可笑しかった.

吉田拓郎さんの「落陽」って曲ですが、何がいいのかまったく分かりません。歌詞の意味が分からないし、何を訴えたいのか理解不能です。馬鹿な私(23歳)に分かりやすく教えていただけないでしょうか?

私の上司(52歳)がカラオケでいつも必ず歌うんです。それも必ず涙を流しちゃうんです。すごく思い入れのある曲なんだな~と何となくは分かるのですが、少し異常さを感じるほど男泣きに泣きながら絶叫して歌うんです。初めて聞いたときは凄いな~、カッコイイな~と思いましたが、さすがに毎回毎回聞かされると、最近はウザったくなってきました。

そこで、私なりにどんな曲なのか分析してみようと思い、ダウンロードして聞いてみました。ところが、さっぱり分からないんです。お土産にサイコロ?すってんてんの爺さん?戻るたびに日が沈む?などなど・・・。

一体、私の上司はどんなところに感動しているのか?上司に直接聞いてみても、「お前には、この歌の良さは分からんよ。」といつもはぐらかされてしまい、教えてくれません。