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VMWARE

Ubuntu 16.04設定 (アップグレード)

Python 3.5 を使いたくて,Ubuntu 16.04 にアップグレードしました.そのときのメモです.

目次


アップグレードの方法

以下のコマンドで,ubuntu 14.04 から 16.04 へのアップグレードできます.

  1. アップグレードの準備
    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get upgrade
    $ sudo apt-get dist-upgrade
  2. アップグレード
    $ sudo do-release-upgrade

日本語入力

メニュの システム設定 > 言語サポート を起動します.すると,「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示されます.[インストール]をクリックします.Password を聞かれますので,root のパスワードをタイプします.

デスクトップの設定 (Metacity-Motif)

これまでにいろいろなデスクトップを見ましたが,CDEが最も美しいと感じました.このような感じです.また,Macintosh OS ver 7.X や Motif も落ち着いて良い感じです.その一方,近頃のデスクトップは派手すぎで,違和感があります.ubuntu 14.04 の unity に至っては,「何が良いのか?」 — さっぱり分かりません.そのため,私はクラッシックな Matacity-Motif を使っています.ここでは,そのインストール方法を示します.

インストール

クラッシックな環境

まずは,クラッシクなデスクトップを使うために,以下をインストールします.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install gnome-session-fallback

GNOME 設定ツール

GNOME の設定ツールである gnome-tweak-tool をインストールします.

$ sudo apt-get install gnome-tweak-tool

テーマ (Metacity-Motif)

以前の Metacity-Motif にバグがあったのかどうかは分かりませんが,2016/04/15 にファイルがアップデートされています.最新版をダウンロードしましょう.

  1. GNOME-LOOK.ORGMetacity-Motifの「ダウンロードボタン」をクリックします.すると,「75972-Metacity-Motif.tar.bz2」をダウンロードするダイアログが現れますので,ファイルを保存するのラジオボタンを選択して,「OK」ボタンをクリックします.
  2. ダウンロードしたディレクトリーに移動して,以下のコマンドで解凍します.すると,「Metacity-Motif」というディレクトリーができあがります.
    $ tar jxvf 75972-Metacity-Motif.tar.bz2
  3. 解凍により作成されたディレクトリー「Metacity-Motif」を「/usr/share/themes」にコピーします.
    $ sudo cp -r  Metacity-Motif /usr/share/themes/

カラーテーマ

RAVEfinity(Open Source Design Project)Download Ambiance & Radiance Colors のページに示されている Ambiance と Radiance に様々な色のテーマをインストールします.

$ sudo add-apt-repository ppa:ravefinity-project/ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ambiance-colors radiance-colors

設定

インストールが完了したら,一度ログアウトします.ログイン画面が現れますので,足跡マークをクリックすると「デスクトップ環境を選択してください」と表示されるので,GNOME Flashback(Metacity)を選択します.

理由はわかりませんが,Ubuntu 16.04 にインストールされる tweak tool のテーマのウインドウの設定がありません.コマンドラインで,設定します.

$ gsettings set org.gnome.metacity theme Metacity-Motif

システム設定

設定マネージャー

最近のウインドウは小賢しい余計なお世話が多く,うざいことが多いです.私はシンプルを好みますので,無駄な動作は停止させます.そのために,設定マネージャーを使います.

インストール

ubuntu の様々な設定は,CompizConfig 設定マネージャー を使います.これは,以下のコマンドでイントールします.

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install compizconfig-settings-manager

設定

設定マネージャー CompizConfig は,アプリケーション > システムツール > Preferences > CompizConfig Setting Manager を選択することで起動できます.デフォルトから,以下の変更を行いました.ボタン [閉じる(C)] をクリック後,再起動すると効果が現れます.

設定 チェック 説明
Animations アニメーションなんて,うざいだけだ.
Snapping Windows ウィンドウの端で吸い付く設定・余計なお世話だ.
ウィンドウのフェード フェードなんかいらない.

再設定項目

samba クライアント

samba クライアントは,特に再設定することなく動作した.Ubuntu 14.04 のままです.

emacs

emacs の漢字変換が非常に遅い.原因は web-mode でした.PHP や HTML ファイルの編集には便利なので,停止するわけにもいかないので,そのまま使うことにする,

フォント

ubuntu 16.04 にバージョンアップしたことで,フォントを見直しました.emacs のフォントがダサくなっていたことで,フォントがおかしくなっていたことに気が付きました.

一般事項

Ubuntu のフォントは,「~/.local/share/fonts」か「/usr/local/share/fonts/」にインストールします.前者は特定のユーザーのみ使えますが,後者は誰でも使えます.フォントのインストールは,(1)フォントをダウンロードし,(2)フォントファイルをダブルクリック,(3)フォントビューワーが現れるのでボタン [インストール] をクリックするだけです.

インストールされているフォントは,次のコマンドで確認できます.

$ fc-list

emacs フォント設定

emacs の設定ファイル ~/.emacs.d/init.el

インストール

新たにインストールしたソフトウェアーはありません.

ページ作成情報

参考資料

  1. コマンドラインによるデスクトップのテーマの設定は,「Can't use metacity themes in gnome flashback session (metacity) Ubuntu 16.04」に書かれています.

更新履歴

2016年12月03日 新規作成


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