Yamamoto's Laboratory
 
 
加速空洞
  進行波型加速管
    TMモード
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
研究内容 加速器 COMSOL 加速空洞: 進行波加速管 (TMモード)

COMSOL加速空洞: 進行波型加速管(TMモード)偏微分方程式からモデルビルダー

電子線形加速器の加速管の加速セルのTMモードを計算する方法を示します.ユーザーによる偏微分方程式を指定し,モデルビルダーを作成します.別ページの「進行波型加速管」との違いは,ここではTM0nモードのみを計算することです.そのためには,偏微分方程式を指定して解く必要があります.かなり複雑なことを行います.

目次


準備

計算形状とパラメーター

図1と表 1 に計算モデルと寸法を示します.これは進行波型加速管の1周期分です.

図1: 加速セル (1周期分)

加速セルの寸法と計算パラメーター
NameExpression
cell_2a20.000 [mm]
cell_2b80.500 [mm]
cell_D35.000 [mm]
cell_t5.000 [mm]
cell_rb1.000 [mm]
cell_phase120 [deg]
freq_search_min2 [GHz]
omega_search_min2*pi*freq_search_min
N_cal_modes5

解くべき偏微分方程式

軸対称構造の加速空洞内の

\begin{align} & \nabla^2\boldsymbol{E}+\left(\frac{\omega}{c}\right)^2\boldsymbol{E}=0 & & \nabla^2\boldsymbol{H}+\left(\frac{\omega}{c}\right)^2\boldsymbol{H}=0 & \end{align}

です.TM0モードの場合,これらのベクトルの方程式は,成分ごとの偏微分方程式:

\begin{align} \def\pd#1#2{\frac{\partial #1}{\partial #2}} \def\pdd#1#2{\frac{\partial^2 #1}{\partial #2^2}} & \pdd{E_r}{r}+\frac{1}{r}\pd{E_r}{r}+\pdd{E_r}{z}-\frac{E_r}{r^2}+\left(\frac{\omega}{c}\right)^2E_r=0 \\[6pt] & \pdd{E_z}{r}+\frac{1}{r}\pd{E_z}{r}+\pdd{E_z}{z}+\left(\frac{\omega}{c}\right)^2E_z=0 \\[6pt] & \pdd{H_\phi}{r}+\frac{1}{r}\pd{H_\phi}{r}+\pdd{H_\phi}{z}-\frac{H_\phi}{r^2}+\left(\frac{\omega}{c}\right)^2H_\phi=0 \\ \end{align}

になります.これらの三つの方程式は境界条件や式の形が異なっています.

& \pdd{E_r}{r}+\frac{1}{r}+\pdd{E_r}{z}-\frac{E_r}{r^2}+ \\

ページ作成情報

参考資料

  1. 解くべき方程式は「ヘルムホルツ方程式」を参考にした.これはベクトル形式です.
  2. 具体的なベクトル場のラプラシアンについては「座標系と微分演算子」に記載が有ります.

更新履歴

2026年01月22日 ページの新規作成


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