Yamamoto's Laboratory
 
 
 
 
 
 
 
API
 
 
 
 
 
 
 
 

API の役割

OpenAI API は,自作プログラムからモデルに入力を送り,生成結果を受け取るための窓口です.文章の分類や要約などを,アプリケーションや日々の処理に組み込みたい場合に使います.

対話型サービスとの違い
選択肢作業の進め方
Chat人が質問し,返答を読んで次の指示を出す.
Work人が完成形を指定し,資料作成などの仕事を依頼する.
Codex人が開発や編集を依頼し,コードの差分や実行結果を確認する.
APIプログラムが入力を送り,結果を受け取り,後続処理につなげる.

例えば,Codex に API を使うプログラムを作ってもらい,完成後はそのプログラムを定期実行する,という組み合わせができます.

利用前の準備

  1. OpenAI Platform で,利用するプロジェクトとアカウントの権限を確認します.
  2. API の課金設定,使用量,利用上限を確認します.ChatGPT の契約画面とは別に,API 側の設定を確認してください.
  3. プロジェクトの API キーを作成し,プログラムから利用できる環境変数に設定します.
  4. 利用できるモデルから選び,API 用のモデル ID を確認します.画面上の表示名と API の ID は区別します.
  5. 小さな入力で試してから,対象件数を増やします.

手順は 公式スタートガイド,モデルの仕様は モデル一覧で確認します.API キーは公開する HTML・JavaScript や Git に書き込みません.WEB アプリでは通常,キーを保持するサーバー側から呼び出します.

Python で文章を要約する

作業環境を用意する

以下は Windows の PowerShell と Python を使う最小例です.Python を導入した環境で,作業用フォルダーを開いて実行します.

python -m venv .venv
.\.venv\Scripts\python.exe -m pip install openai

仮想環境を有効化するコマンドを使わず,その環境の Python を直接指定しています.次に,環境変数 OPENAI_API_KEY と OPENAI_MODEL を設定します.前者は自分の API キー,後者は利用するモデル ID です.

API キーは,Windows の「環境変数」画面でユーザー環境変数として登録する方法があります.登録後は新しい PowerShell を開き,作業用フォルダーに移動します.キーの内容を画面やログに出力する必要はありません.

その PowerShell で,モデル ID を設定します.この設定は,その PowerShell を閉じるまで有効です.

$env:OPENAI_MODEL = '利用可能なモデルIDに置き換える'

プログラムを保存する

要約する文章を input.txt,次のコードを summarize.py として,同じフォルダーに UTF-8 で保存します.この例は Responses API を使います.

import os
from pathlib import Path
from openai import OpenAI

# SDK は環境変数 OPENAI_API_KEY を読み込む.
client = OpenAI()
text = Path("input.txt").read_text(encoding="utf-8")

response = client.responses.create(
    model=os.environ["OPENAI_MODEL"],
    instructions="日本語で要点を3項目に整理してください。",
    input=text,
)
Path("summary.txt").write_text(
    response.output_text, encoding="utf-8"
)
print("summary.txt に保存しました。")
.\.venv\Scripts\python.exe summarize.py

成功すると,要約が summary.txt に保存されます.この例の OPENAI_MODEL は,自分のコードで使う環境変数です.SDK がモデルを自動選択する設定ではありません.

この WEB サイトの HTML は EUC-JP ですが,上の Python と入力テキストは UTF-8 の例です.既存の EUC-JP ファイルを読む場合は,実際の文字コードに合わせて encoding="euc_jp" などを指定します.

処理の流れ

プログラムがファイルを読み,API へ文章を送信し,返された文字列を保存します.モデルへファイルパスを渡すだけで,パソコン内のファイルが読み込まれるわけではありません.実行には API キー,利用できるモデル,課金・利用枠が必要です.

継続して使うための設計

会話とツール

  • API のリクエストが,ChatGPT の会話履歴やメモリーを自動で引き継ぐわけではありません.
  • 会話を続ける場合は,必要な履歴を送るか,Responses API の会話状態を管理する仕組みを使います.
  • 検索やファイル操作などは,対応するツールを設定し,必要な処理を実装します.ChatGPT の全機能が自動で付くわけではありません.

会話状態の公式説明を参照してください.

使用量と結果を記録する

  • モデル,入力と出力の量,利用するツールなどによって使用量が変わります.最初は少数のデータで確認します.
  • 入力の版,プロンプト,モデル ID,実行日時,結果を記録すると,再確認しやすくなります.API キーはログに残しません.
  • 同じ入力でも表現が変わることがあります.自動処理では,必要な項目や形式を検証します.
  • 数値の集計や単位換算はプログラムで計算し,AI に説明や分類を担当させるなど,役割を分けます.

エラーが出たとき

主なエラーと確認箇所
症状確認すること
401:認証エラーキーの設定,無効化の有無,所属プロジェクトや権限.
429:上限・混雑エラー本文を読む.呼び出し頻度なら間隔を空け,残高や使用量の上限なら課金・上限設定を確認する.
モデルが見つからないID の綴り,提供状況,そのプロジェクトでの利用可否.
入力が長すぎる必要な範囲に絞るか,分割して処理する.
接続失敗・一時的な障害ネットワークとエラー内容を確認し,回数を制限して再試行する.

残高や権限の問題は,繰り返し送信しても解決しません.公式のエラー一覧を確認して原因を切り分けます.

ページ作成情報

参考資料

  1. API のスタートガイド(OpenAI 公式,2026年9月23日確認)
  2. モデル一覧(OpenAI 公式,2026年9月23日確認)
  3. 会話状態(OpenAI 公式,2026年9月23日確認)
  4. エラーコード(OpenAI 公式,2026年9月23日確認)

更新履歴

2026年09月22日ページの新規作成
2026年09月23日本文,具体例,参考資料を追加.

関連ページ:基本 / Chat / Work / Codex.



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