Yamamoto's Laboratory
DOS

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Windows のコマンドプロンプトとバッチファイルの使い方を説明します.

目次


起動時の引数

オプション

引数に引数を与えて,コマンドプロンプトの起動コマンド「cmd」を実行できます.以下にそのオプションを示します.このオプションは,「help cmd」で表示されます.

オプション 動作
/C "文字列" に指定されたコマンドを実行した後、終了します。
/K "文字列" に指定されたコマンドを実行しますが、終了しません。
/S /C または /K の後の文字列の扱いを変更します
(以下の説明を参照してください)。
/Q エコーをオフにします。
/D レジストリからの AutoRun コマンドの実行を無効にします
(下記を参照してください)。
/A 内部コマンドの出力結果を ANSI でパイプまたはファイルに出力します。
/U 内部コマンドの出力結果を Unicode でパイプまたはファイルに出力します。
/T:fg 前景色および背景色を設定します (詳細は COLOR /? を参照してください)。
/E:ON コマンド拡張機能を有効にします (以下の説明を参照してください)。
/E:OFF コマンド拡張機能を無効にします (以下の説明を参照してください)。
/F:ON ファイル名およびディレクトリ名補完文字を有効にします
(以下の説明を参照してください)。
/F:OFF ファイルおよびディレクトリ名補完文字を無効にします
(以下の説明を参照してください)。
/V:ON 区切り文字として ! を使って遅延環境変数の展開を有効にします。
たとえば、/V:ON とすると、!var! は、実行時に変数 var を展開します。
var 構文は、FOR ループ中とは違い、入力時に変数を展開します。
/V:OFF 遅延環境展開を無効にします。

色指定

背景色と文字色は,「color [background][foreground]」で色を指定します.例えば

> cmd /k color  0A

とすると,背景色は黒,文字色は緑になります.背景/文字色番号と色の関係は,以下のとおりです.

Windows コマンドプロンプトの色
背景/文字色番号 16進色番号 実際の色
0 #0c0c0c
1 #0037da
2 #13a10e
3 #3a96dd
4 #c5051f
5 #881798
6 #c19c00
7 #cccccc
8 #767676
9 #3b78ff
A #16c60c
B #61d6d6
C #e74856
D #b4009e
E #f9f1a5
F #f2f2f2

DOSコマンド

コマンドプロンプトやバッチファイルでは,DOS のコマンドを使います.

  • 置換は,次のようにする.
    > set hoge=hello world
    > echo %hoge%
    hello world
  • ファイルおよびディレクトリーの移動あるいは名前の変更には,コマンド「move」を使う.使い方は,unix の mv とよく似ている.
  • ファイルの削除は,コマンド「del」を使います.
  • バッチファイルの停止には,exit/B [戻り値] を使うべきです.こうすると,他のバッチファイル (親バッチファイル) から呼び出された場合,呼びだされたバッチファイルのみ停止します.親バッチファイルは停止せず,その親バッチファイルに戻ります.かりに,exit を使うと親バッチファイルも一緒に停止してしまいます.

サンプルコード

しばしば使うサンプルコードを示します.

  1. ディレクトリー(フォルダー)が無い場合,ディレクトリーを作成します.
    set dir=..\hoge
    if not exist %dir% mkdir %dir%

Samba共有ファイル

コマンドプロンプト内でSamba共有ファイルのディレクトリーに移動するためには,ネットワークドライブに割り当てる必要がある.手順は,以下の通り.

  1. マイ ネットワークのネットワークドライブの割り当てを選択.
  2. 適当なドライブに設定し,フォルダーを参照により選択する.

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参考資料

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