Yamamoto's Laboratory
Lesson
   1.Numbers
   2.Memory
   3.RAM
   4.Ports
   5.Timer
   6.ROM
   7.8085A
   8.Instruction
   9.Monitor
Appendix

Lesson 3Storing and Reading Data

Elenco Electronics社のコンピュータートレーニングボード MICRO-MASTER MM-8000 の Lesson 3 に関するメモです.(参照:MM=8000のマニュアルのLesson 3)

目次


Storing and Reading Data

はじめに

ここでは,主にRAMについて勉強する.このキットでは,Intel 8155をRAMとして使っている.8155は,256バイトのRAM,8bitの入出力ポートが二つ,6ビットの入出力ポートが1つ,14bitのプログラマブルカウンターから構成されている.ここの Lesson では RAM の使い方を理解する.入出力ポートとプログラマブルカウンターは後の Lesson で学習する.

8155のデータシートは,ここから入手できる.わからないことがあれば,このデータシートが頼りになる.

8155のRAMはたった256(=28)バイトなので,アドレスバスは8本でよい.データはバイト単位で取り扱うので,データバスも8本である.8155では,これら8本のデータバスとアドレスバスは同じピン(AD0〜AD7)に割り当てられている.MPUの8085もアドレスの下位 8ビットとデータアドレスも,同じピンが割り当てられている.したがって,8155と8085は直接接続することができ,ハードウェアーの構成が簡単になる.

8155 ブロックダイアグラム

8155 ピン配置

8155はデータとアドレスの信号をどうやって区別するのだろうか? 8155は ALE(Address Latch Enable)を使ってアドレス信号を読み取る.ALEに印可された電圧の立ち下がりのエッジで,AD0〜AD7の信号を取り込み,それをアドレスとする.その他の場合は,データ信号として取り扱う.

RAMからの読み込み,RAMへの書き込みの区別は,RDWRを使う.RDのピンが Low(0V) の時,MPUは読み込み(RAMはデータ出力)となる.一方,WRのピンが Low(0V) の時,MPUは書き込み(RAMはデータ入力)となる.文字の上の線は負論理を表している.この二つのピンは,ポートの読み書きにも使われる.詳細は,次の Lesson で学習する.

8155ではRAMのデータの他に,3つのポート(A,B,C)の信号も AD0〜AD7に流れる.RAMとポートの区別は,IO/Mを使う.このピンが Low(0V) のときRAMで,High(5V)のときポートとなる.ポートの使い方は次の Lesson で学習する.

CEは,8511の動作の動作の活動/停止を決める.このピンが Low(0V)のとき,8511はアクティブとなる.

タイマーについては,Lesson 5で学習する.

ASSEMBLY INSTRUCTIONS

別添の図の通りに接続する.冊子のマニュアルは8156の回路なので,別添(2枚)の図の通りに接続しなくてはならない.8155と8156では,CEの論理が逆である.MM-8000ではトランジスターで論理を反転させている.

CIRCUIT DESCRIPTION

ALE のピンに接続されたスイッチが ON の時の状態が気になる.回路では,680[&Omega]と1[kΩ]で5[V]を分割している.この回路だとALEのスイッチをONにしても,3.125[V]の電圧にしかならない.これで,ALE を High の状態にできるのだろうか? とりあえずちゃんと動作しているので良いのだろうが,気になる.他の部分は,ふつうの回路で特に気になる部分はない.

TEST PROCEDURE

MM-8000の8個のスイッチAD0〜AD8を使って,アドレスとデータを指定する.メモリーに直接書き込んだ後,読み出して書き込んだデータを確認する.

この動作は知っていたが,実際に体験してみるとおもしろい.RAMに直接データを書き込んで,そして読み出している.まさに,人間がRAMを操作している.MPUが行うことを,自分の手で行っているのである.

FUNCTIONAL TESTの様子



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