FreeCADPython:入門

FreeCAD は Python スクリプトで操作することができます．その入門編です．

はじめに

何ができるのか?

FreeCAD の全ての操作は，GUI のみならず Python スクリプトで可能です．三次元モデルを使ったシミュレーションをする人にとって，これはとても便利な機能です．

準備

Windows の場合は，FreeCAD のフォルダー bin を Path に加える必要があります．方法は，「FreeCAD 設定 > システム設定 > windows」に記載してます．

簡単な例題

円柱

以下の Python スクリプトは，単純な円柱の FreeCAD ファイルを作成します．

# -*- coding: utf-8 -*-
import FreeCAD
import Part

# ----- ドキュメントの作成 -----
App.newDocument("sample") 

# ----- 円柱の作成 -----
App.ActiveDocument.addObject("Part::Cylinder", "cyl")
FreeCAD.getDocument("sample").getObject("cyl").Radius = '40 mm'
FreeCAD.getDocument("sample").getObject("cyl").Height = '35 mm'

# ----- FreeCAD フォーマットで保存 -----
App.getDocument("sample").saveAs(u"cylinder.FCStd")

Windows の場合，このスクリプトはコマンドプロンプトから実行します．

> FreeCADCmd.exe make_cylinder.py

図1: 作成された円柱

ページ作成情報

参考資料

概要については，「プログラミング言語スクリプトチュートリアル」に詳しく書かれています．

更新履歴

2019年05月09日

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