1 プログラムを作成する方法

1.1 プログラムの作成方法とコンパイル,実行

プログラムは,意図した通りに動作して,はじめて完成した--といえる.完成にたどり 着くまでには,様々な処理が必要である.C言語の文法を理解する前に,この操作を覚え なくてはならない.

プログラムの作成方法は,どのようなコンピューターを使っても大体同じである.最初に, プログラムを入れるディレクトリー(フォルダー)をつくり,プログラムを記述し,コンパ イル後,実行させる.この4つの動作の繰り返しである.図1にこ の操作のフローチャートをしめす.

プログラムのみならず,ホームページを作成するとき,あるいは文章を書くときもこれに 似た作業をする.ソース--文章やHTML等--を書いて,できあがりを確認し,気に入らな いところを修正する--ことの繰り返しである.これらの作業を経た後,完成となる.

図 1: プログラムの作成手順.フローチャートの横にコマンドを書いてある.ここ では,workと言うディレクトリーに,hooge.cというソースプログラムを作 成し,機械語のファイルfugaを作っている.
\includegraphics[keepaspectratio,scale=1.0]{figure/mk_program.eps}

さて,図1の作業の具体的な方法を述べる.ここでの作業は4つで, 使うコマンドも4つである.今後,1年間,この作業を繰り返すので,これを身に付けなく てはならない.

  1. 作業用ディレクトリーの作成 プログラムをディレクト リー毎にわけることにより,大量のプログラムを管理する.以下に示す2通りの 方法で,ディレクトリーを作成することができる.
    • CUI(Character-based User Interface)を使う方法.ターミナル 2のアイコンをダブルクリックして,ターミナルを開く.そこで, 「cd ディレクトリー」とタイプし,目的のディレクトリーへ移 動する.そして,「mkdir ディレクトリー名」とタイプし,作業用ディ レクトリーを作成する.
    • GUI(Graphical User Interface)を使う方法.デスクトップの「アカウン ト名+ホーム」と書かれたアイコンを開いて,右クリックの新しいフォル ダーを選択することにより,作業用ディレクトリーを作成する.

  2. ソースプログラム作成 ターミナルが開かれていないならば, ターミナルのアイコンをダブルクリックして開く.ターミナル上で,「cd ディレクトリー名」とタイプして,作業用のディレクトリーに移動する.そこで, 「emacs ソースファイル名.c&」とタイプして,emacs3 を立ち上げプログ ラムを書く.最後の& は,emacsを動作させたターミナルから,コマンド入 力ができるようにしている.
    図 2: エディター emacs の実行方法.hoge.cというC言語のソースプログラムを作成する.
    \includegraphics[keepaspectratio,scale=0.8]{figure/emacs_hoge.eps}
    プログラムを書き終えたら,それを保管する.できあがったファイルを,ソース ファイルと言う.その中身が,ソースプログラムである.
  3. C言語を機械語に変換(コンパイル) C言語のファイルを機械語 に変換する.この作業をコンパイルという.コンパイルするためには, 「gcc -o 実行ファイル名 ソースファイル名.c」とタイプする.
    図 3: C言語のソースファイルを機械語のファイルに直すgccの書き方
    \includegraphics[keepaspectratio,scale=0.8]{figure/gcc.eps}
    コンパイル時にエラーが発生したら,ソースプログラムを直す.
  4. 実行./実行ファイル名」とタイプして,プログラム を実行する.
    図 4: プログラムの実行方法.
    \includegraphics[keepaspectratio,scale=0.8]{figure/run.eps}
    実行時にエラーが発生したら,ソースプログラムを直す.

1.2 プログラムの書き方

しばらくの間,諸君が作成するプログラムの構造は,図5の ようになっている.驚いたことに,プログラムは,たった3つの要素から構成されているのであ る.これさえ,わかればプログラムを作成することができる.
図 5: プログラムの構造.
\includegraphics[keepaspectratio,scale=1.0]{figure/program_structure.eps}

1.3 プログラム作成テクニック

以下のようなテクニックを身につけると,プログラムの作成が容易になる.
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年4月17日


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