構造体とは,関連のあるデータをひとつにまとめることができるデータ構造である.例え
ば,電気情報工学科2年生のテストの成績を表すために,次のように構造体の定義と宣言
を行う.
  typedef struct{
    char name[80];
    int math;
    int eng;
  }student;
	
  student E2[45];
この構造体では,名前(
name[80])と数学の成績(
math),英語の成績
(
eng)がのメンバーである.そして,構造体の配列
E2[45]がある.
構造体のメンバーにアクセスするためには,ドット演算子をつかう.
  strcpy(E2[12].name, "yammamoto");
  E2[12].math=23;
  E2[12].eng=76;
  printf("%s\n",E2[12].name);
  printf("%d\n",E2[12].math);
  printf("%d\n",E2[12].eng);
 
本日は,ファイル処理について学習する.ハードディスクにデータを書き込んだり,ハー
ドディスクからデータを読み込んだりする場合のプログラムの記述方法を学ぶ.
教科書 [1]のpp.326-340が範囲である.学習範囲はここ
までとするが,p.341以降に,さらに詳しい説明がある.p.341以降は,自分で学習せよ.
本日の学習のゴールは,以下の通りである.
- ディスプレイに文字を打ち出すのと同じイメージで,ハードディスクにデータを
       保存できる.そのことを理解して,データを保存するプログラムが書ける.
 
- キーボードからデータを読み込むのと同じイメージで,ハードディスクのデータ
       を読み込むことができる.そのイメージを理解して,データを読み込むプログラ
       ムが書ける.
 
 
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Yamamoto's laboratory著者: 
山本昌志
Yamamoto Masashi 
平成19年4月30日