1 前回の復習と本日の学習内容

1.1 復習

先週の授業では,構造体の基礎的なことを説明した.構造体はデータをまとめて管理するこ とができる--ということを理解しなくてはならない.構造体が便利な例として,2年電気 情報工学科の45人の英語と数学のテストの点を管理することを考える.構造体の定義と宣 言は次のようにする.
	struct student{
	  char name[80]
	  int math;
	  int eng;
	};
	
	struct student E2[45];

これに対して,構造体が無いプログラミング言語の場合,次のように配列を使うことにな る.
	char name[45][80];
	int math[45], eng[45];

配列を使った例だと,データはバラバラである.出席番号23番--添字23--の名前と数学, 英語の点の関係がはっきりしない.添字の番号が同じであれば,名前と数学,英語の成績 が対応するという暗黙の了解があるのみである.一方,構造体だと,名前と数 学,英語の成績でひとつの変数となっており,強いつながりがある.構造体を使うと,デー タをまとめることができ,分かり易いプログラムを書くことができる.

1.2 本日の学習内容

前回に引き続き,構造体について学習する.教科書 [1] のpp.304-323が範囲であるが,共用体(union)と列挙型は学習範囲外とする.共用体は組 込みシステムのプログラムでは必須ではあるが,諸君が作るプログラムで使うことはない からだ.列挙型は便利あるが,混乱する学生も出てくるのでここでは教えない.自分で勉 強して,使ってみると良いだろう.

本日は,構造体を上手に使うことを学習する.次の通り,学習のゴールを設定している.




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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年4月17日


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