5 データを返す方法(p.222)

関数から見るとデータを返す方法であるが,呼出元からみると,データを受け取る方法に ついて説明する.返すデータのことを戻り値と言う.

5.1 1個の戻り値を返す(p.222)

以下の練習問題を実施せよ.
[練習1]
教科書の例を参考にして,

$\displaystyle f(x)=x-\frac{x^3}{6}+\frac{x^5}{120}-\frac{x^7}{5040}$    

を計算する関数を作成せよ.そして,メインルーチンで, $ x=0$$ x=3.14$まで,180等分した値を求めよ.この値は何 か?.注意事項は以下の通り.
  • n乗は,powと言う関数をつかう.使い方は, 教科書のP.437を見よ.
  • powを使うためには, #include <math.h>が必要である. さらにコンパイルするときには,-lmオプション が必要である.

5.2 複数の戻り値(p.223)

以下の練習問題を実施せよ.
[練習1]
$ \sin{2\theta}$ $ 2\sin\theta\cos\theta$の値を0〜360で1 [度]間隔で,を計算するプログラムを作成せよ.
  • ただし,これらの三角関数の値は,一つの関数で計算 すること.
  • プロトタイプの宣言は,以下のようにすること.
    				void keisan(double theta, double *s1, double *s2);
    



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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年5月23日


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