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1 これまでの復習と本日の内容

1.1 先週の復習

先週までは,CASL IIで取り扱うデータ,整数と文字のメモリーの格納の仕方を学習した. CASL IIで取り扱うデータは,整数と文字だけなので,これでデータの取り扱いは理解し たはずである.実際のコンピューターはもっと複雑なデータを扱っているが,基本的には これまで学習した整数や文字の扱いと同じである.

コンピューターの内部では全ての情報をコード化して取り扱っていることを理解しなくて はならない.コンピューターでは,ビットパターンで全ての情報はコード化される.驚く ことに,コンピューターが処理する対象は,ビットパターンのみなのである.複雑な情報 処理をしているように見えるが,ビットパターンを変化させているだけである.

このビットパターンは,2進数と1対1の対応する.すなわち,整数で表現できることにな る.コンピューターに取って都合の良いビットパターンは人間が紙を使って表現するのは 不便なので,16進数の整数で表されることが多い.

これで,諸君は世界中のコンピューターでの情報の取り扱い方法を学んだことになる.情 報をコード化する方法は,仕様書に書かれているので,それを見れば分かる.音や絵など さらに複雑な情報も,同じである.

1.2 本日の内容

本日は,教科書のp.15〜24について学習する.主な内容は, である.


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-11-18


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