 程度になっ
ていることに気づいてほしい。はさみうち法は、2分法を改良したにもかかわ
らず、それよりも収束の速度が遅くなっている。これは、初期値が悪いためで、
それを改善すれば、2分法よりも早く収束するはずである。
程度になっ
ていることに気づいてほしい。はさみうち法は、2分法を改良したにもかかわ
らず、それよりも収束の速度が遅くなっている。これは、初期値が悪いためで、
それを改善すれば、2分法よりも早く収束するはずである。
ニュートン法や割線法は収束が早く良さそうであるが、次に示すように解へ収束 しない場合があり問題を含んでいる。問題に応じて、計算方法を使い分けるべ きである。
非線形方程式
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 の場合、図9のように収束しない
4。これを初期値
の場合、図9のように収束しない
4。これを初期値 にすると図
10のように収束する。
にすると図
10のように収束する。
このようにニュートン法は解に収束しないで、振動する場合がある。こうなる と、プログラムは無限ループに入り、永遠に計算し続ける。これは資源の無駄 遣いなので、慎むべきである。通常は、反復回数の上限を決めて、それを防ぐ。 ニュートン法を使う場合は、この反復回数の上限は必須である。
ニュートン法で収束する必要条件が分かればこの問題は解決する。しかし、そ
れを探すのは大変である。というか私には分からない。一方、十分条件は簡単
にわかる。閉区間![$ [a, b]$](img22.png) で、
で、
 のような関数を考える。
このとき、
 のような関数を考える。
このとき、
 で、初期値が
で、初期値が の場合
      の場合
 で、初期値が
で、初期値が の場合
      の場合
 の場合は、
の場合は、 に-1倍すれば、先の十分条件を考えることができる。
に-1倍すれば、先の十分条件を考えることができる。
実際には収束しない場合のほうが稀であるので、ニュートン法は非常に強力な 非線型方程式の解法である。ただ、反復回数を忘れないことが重要である。ま た、二分法と組み合わせて使うことも考えられる。