1 前回の復習と本日の学習

1.1 復習

1.1.1 これまでの学習内容

前回の授業では、COMET IIのシミュレーターWCASL IIを実際に触れて、その使い方を学習 した。今後の授業に生かして欲しい。

今まで、学習したCOMET IIの命令は、次の通りである。これを思い出して、本日の学習内 容と絡めて、理解を深める必要がある。

1.1.2 フラグレジスタ

本日の学習では、フラグレジスターが重要な役割を果たす。それは、次のようなものであっ たことを思い出して欲しい。

1.1.3 符号付き整数と符号無し整数

CASL IIで使われる整数は、符号付きと符号無しがある。符号付きと符号無し整数の違い は、次の通りである。なぜこのようになるか、忘れた者は以前のノートを見よ。

表 1: 符号付きと負号無し整数
ビットパターン 符号無整数  符号有整数
0000000001010011 (83)$ _{10}$ (83)$ _{10}$
1000000001010011 (32851)$ _{10}$ (-32685)$ _{10}$
   

1.2 本日の学習内容

本日は、比較とジャンプ命令を学習する。これは、セットで使われることが多く、数の比 較を行い、その結果を受けて、処理の実行を変える。FORTRANやC言語では、
IF(A.GT.B)GO TO 200 if(a>b)goto next_step;
と書かれる構文とにている。A.GT.Bが比較命令で、IFとGO TOがジャンプ命令に相当する。

CASL IIの比較とジャンプの命令は、次の通りである。


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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年10月15日


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