Yamamoto's Laboratory
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GPSのデータと写真をGoogleマップに

サイクリングのログと写真を Google Map に貼り付ける方法を示します．

目次

  1. 機材
  2. ソフトウェアーのインストール
  3. 地図の作成方法

機材

自分の移動した軌跡をGooleマップに貼り付けるためには，トラックデータを取得できるGPSが必要です．それとともに，デジタルカメラがあると，写真も含めた地図の作成ができます．

ソフトウェアーのインストール

GPSのトラックログと写真を　Google map の地図に表示するために必要なソフトウェアーは，次の3つです．

まずは，これらのソフトウェアーをインストールしましょう．

カシミール3D

カシミール3Dのホームページから，「カシミール３Ｄのダウンロードはこちら...」に移動して，「カシミール3Dスターターキット」にある最新バージョンのインストーラーをダウンロードします．2009年11月7日の最新バージョンは，kas882sp.exeです．ダウンロード後は，ダブルクリックし，質問に適当に答えるとインストールできます．

trk2googlemaps & kml

Etの趣味への扉のGPSの扉のtrk2googlemaps & kmlからダウンロードを選択します．これは，lzhで圧縮されているので，適当なソフトウェアーで，たとえば「+Lhaca」などで解凍します．すると，setup.exe他のファイルが現れる．この setup.exeをダブルクリックして，質問に適当に答えると，インストールできます．

地図の作成方法

カシミール3Dでトラックログの読み出しと保存

カシミール3Dを使い，goko 201のトラックログを読み出します．

  1. 準備
    1. geko 201 をシリアルケーブルを使いPCと接続し，電源をONにします．
    2. カシミール3Dを起動します．
    3. ダイアログ「ようこそカシミール3D」が現れますので，国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッちず」を利用するのボタン「使ってみる」を押します．
  2. GPSデータのダウンロードとカシミール3Dへのアップロード
    1. メインメニューの通信→GPSからダウンロード→トラックデータを選択します．
    2. ダイアログ「GARMINとの通信」が現れますので，環境に合わせてに設定します．私のRS-232C接続は，次の通りです．
      • ビット/秒  9600
      • データビット  8
      • パリティ  なし
      • ストップビット  1
      • フロー制御  なし
    3. 通信の設定が完了したら，「開始」ボタンを押します．
    4. ダイアログ「アップロード/ダウンロードリスト」が現れますので，メニューのカシミールへ保存→トラックデータを選択します．
    5. ダイアログ「GPS Upload」が現れますので，OKボタンを押します．
    6. ダイアログ「GPS Upload」の閉じるボタンを押します．
    7. 表示されている地図をトラックデータ付近に移動させます．すると，トラックデータが赤い線で表示されます．
  3. トラックデータの編集
    1. 必要に応じて，トラックデータを編集します．赤いデータの上で右クリックすると現れる，「トラックの操作」「ポイントの操作」「編集」でデータの変更ができます．私は，「編集」を使うことが多いです．
  4. トラックデータの保存
    1. メインメニューのファイルのGPS各種ファイルに書き出すを選択します．ダイアログ「カシミール」が現れますので，OKボタンを押します．
    2. すると，ダイアログ「GPSデータエディタ」が現れますので，GPSデータツリーのトラックを選択します．すると，トラックデータが表示されますので，それら全てをシフトクリックで選択します．
    3. ダイアログ「GPSデータエディタ」のメインメニューからファイル→選択しGPSデータの書き出しを選びます．適当なファイル名をつけて保存します．ファイルの種類は，GPXファイル[*.GPX]とします．TRKファイル[*.trk]で保存すると，trk2googlemaps & kmlでの読み込みで，理由は分かりませんがエラーが発生します．

htmlファイルの作成

trk2googlemaps & kmlを使い，トラックデータや写真を表示するHTMLファイルを作成します．これは，Google maps APIを使っています．

  1. 準備
    1. 「カシミール3Dでトラックログの読み出しと保存」に従い作成された GPS のトラックデータ(GPXファイル)を準備します．
    2. デジカメの写真を適当なディレクトリーに保存します．
  2. trk2googlemaps & kml を起動させます．
  3. トラックデータの読み込み
    1. 「1.入力ファイルを設定」のGPXファイルのタブを選択し，ファイルの追加ボタンを押します．
    2. すると，ダイアログ「ファイルを開く」が現れますので，トラックデータ(*.gpx)のファイルを指定します．
    3. データが読み込まれると，情報表示の中に地図とトラックログが現れます．
  4. 写真の読み込み
    1. 次に，写真のタブをクリックします．そして，写真の追加やコメントの編集のボタンを押します．
    2. ダイアログ「写真の追加・コメントなどの編集」が現れます．メインメニューの写真の追加を選択します．
    3. すると，写真を選択するダイアログが現れますので，写真を選びます．シフトキーを押しながら選択すると複数の写真を同時に取り込むことができます．
    4. 写真には，タイトルをつけることができます．また，コメントも可能です．
    5. [全ての写真の場所を推定]ボタンを押して，写真撮影場所をしめします．写真撮影時刻と，トラックのデータから割り出しています．そのため，カメラの時刻が正しく設定されていることが重要です．
    6. OKボタンを押して，「写真の追加・コメントなどの編集」を終わります．
  5. API Keyの設定(初回のみ)
    1. HTMLを出力のタブを選びます．そして，Google Maps APIkeyを設定します．
    2. 「API Keyは右記のサイトから取得してください．」右のリンクをクリックします．
    3. googleのアカウントでログインします．
    4. 「利用規約を読んだうえでこれに同意します」をチックします．
    5. 使用するWebサイトのURLを入れます．
    6. すると，API Keyが表示されますので，それをコピーします．
    7. コピーしたAPI Keyを trk2googlemaps & kml のAPI Keyの設定に貼り付けます．
  6. HTMLに関する情報を設定
    1. サンプル表示を参考に，テンプレートでスタイルを選択します．[詳細設定]ボタンを押せば，カスタマイズできます．私は，次のようにしています．
      • 詳細設定2の写真情報詳細表示のチェックを外す．
      • 詳細設定3の起点と終点の半径500mのトラック情報を表示しない．
      • 詳細設定4の起動再生機能のアイコンをcyclingにしています．
    2. ページのタイトルをつけます．
    3. コメントを書きます.
  7. 適当なフィル名をつけます．そして，[作成開始]ボタンを押すと，HTMLファイルができあがります．

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last update:2016/03/05 23:46:34