コマンド
コマンド
他のプロセスの実行
バックォートを使う方法
これは，単純な方法で，実行したいコマンドをバッククォートで囲む方法です．標準出力の結果が戻り値になります．次のようにすると，「ls -a」で表示されるディレクトリー内のファイル名とサブディレクトリー名を取得し，表示させることができます．
#!/usr/bin/perl
$ret = `ls -a`; # バッククォートで囲んで実行
@list = split(/\s+/, $ret);
foreach(@list){
print "$_\n";
}
system()を使う方法
これは，子プロセスを生成します．perl の実行プロセスは，子プロセスが終了するまで待機します．戻り値は，その実行コマンドの戻り値になります．子プロセスの標準出力の結果を取り込むことはできません．
#!/usr/bin/perl
$ret = system("ls -a"); # 戻り値は通常は 0
exec()を使う方法
これは，perl の実行プロセスを，execでのコマンドのプロセスに置き換えます．したがって，perl のプロセスに戻ることはありません．execのコマンドの実行に失敗した場合のみ，perlのプロセスに戻ります．
#!/usr/bin/perl
exec("ls -a");
printf "commad failure\n"; # 通常は実行されない