2 教科書5.15

教科書のNORの答えは間違っています。気をつけてください。

論理関数

$\displaystyle X=A\cdot\bar{B}+A\cdot C+B\cdot C+\bar{B}\cdot\bar{C}$ (5)

を、NORおよびNANDゲートオンリーの式に変形することが問題です。いろいろ な方法がありますが、NORとNANDの両方を求めると言うことで、カルノー図を 利用するのが良いでしょう。論理関数の値が1および0に着目したカルノー図は 図34のようになります。

このカルノー図より、加法標準展開からNORオンリーは

\begin{equation*}\begin{aligned}X&=\bar{B}\cdot\bar{C}+B\cdot C+A\cdot C \\ &=\o...
...ot (\overline{B\cdot C})\cdot(\overline{A\cdot C})} \end{aligned}\end{equation*}

となります。同様に、情報標準展開からNANDオンリーは

\begin{equation*}\begin{aligned}X&=(\bar{B}+C)\cdot(A+B+\bar{C}) \\ &=\overline{...
...ne{(\overline{\bar{B}+C})+(\overline{A+B+\bar{C}})} \end{aligned}\end{equation*}

となります。

図 3: 1に着目したカルノー図
\includegraphics[keepaspectratio, scale=1.0]{figure/kg515_1.eps}
図 4: 0に着目したカルノー図
\includegraphics[keepaspectratio, scale=1.0]{figure/kg513_0.eps}



ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月20日


no counter